患者様向け
冷え症とは
体には、体温を一定に保つ機能が備わっています。通常、皮膚から寒さを感じると、その情報が脳の自律神経の中枢「視床下部」に伝えられます。すると、「視床下部」から指令が出され、手足の血管が収縮して血液が熱を逃しにくくします。同時に、筋肉を震わせて、体温を上げる作用があります。
一般的には、ストレスや不規則な生活などによる、自律神経の乱れ、女性ホルモンの乱れ、貧血、低血圧、運動不足などが冷え症の原因と考えられます。
1-冷え症の原因
2-冷え症の部位
(1)下半身型冷え症
年代 | 30代から中高年の男女に起こりやすい。 |
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原因 | デスクワークなど座りっぱなしの時間が長いとお尻などの筋肉が硬直し、坐骨神経が圧迫され血流が滞ってしまう。上半身には血が巡るため、顔がほてりやすい。 |
症状 | 冷えのぼせがある 火照ることもある 下半身が硬い、血行不良 便秘がち |
漢方 | 加味逍遙散 温経湯 五積散 女神散 |
治療 | 90%の患者は遠絡治療の直後より、冷え症の改善を実感されています。 |
(2)四肢末端型冷え症
年代 | 10~20代の若い女性で、痩せ形や過度なダイエット中の人に多い。 |
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原因 | 食事の量が少ない、運動不足などの生活習慣によって交感神経が過剰に働き、手先足先の血管が収縮して、体を温める熱を十分作り出せないため、血の巡りが末端まで行き渡らないのが原因。 |
症状 | しもやけができる 冷房は苦手 生理痛、生理不順 顔色はくすむ |
漢方 | 当帰芍薬散 桂枝茯苓丸 人参栄養湯 |
治療 | 90%の患者は遠絡治療の直後より、冷え症の改善を実感されています。 |
(3)内臓型冷え症
年代 | 30代から中高年の女性に多く、体形がぽっちゃり形で食欲があり、汗かきの人。 |
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原因 | 主に交感神経の働きが弱いことが原因で起こる。或いは生まれつき寒くても血管が収縮しにくく体外へ熱が逃げやすい人などに起きやすい。 |
症状 | お腹が冷たい 冷たいものが好き 肥満 疲れやすく、風邪を引く |
漢方 | 人参湯 補中益気湯 |
治療 | 90%の患者は遠絡治療の直後より、冷え症の改善を実感されています。 |
(4)全身型冷え症
年代 | 若者や高齢者 |
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原因 | 体質、服用薬の影響やストレス、生活習慣の悪化によって、基礎代謝が低下して起こる。ただし、甲状腺の病気などが潜んでいる可能性もあるので、医療機関で検査が必要。 |
症状 | 冷えているという自覚症状は乏しいが、慢性的なだるさを覚えるなど身体機能は低下する。「隠れ冷え症」とも呼ばれる。 温かいものが好き |
漢方 | 八味地黄丸 牛車腎気丸 桂枝加朮附湯 |
治療 | 90%の患者は遠絡治療の直後より、冷え症の改善を実感されています。 |
体質とは
ヒトの身体は、200種類以上の細胞が集まって組織となり、身体の全体をつくりあげています。体質とは、遺伝的素因と環境要因との相互作用によって形成される、個々人の総合的な身体の性質です。身体の各部分を別々に調べても見えない総合的な性質があるということです。全体としては見えても、部分に分けると消失してしまうのです。生まれながら備わるものがあれば、その一方、ある年齢になってはじめて現れるものがあります。つまり、遺伝が強く働くもの、生活環境のなかで新たに生じるものがあります。体質とは、遺伝と環境が働き合った結果なのです。
東洋医学(漢方医学)では、身体の体質を「陰陽」や「虚実」で表すことがあります。
陰証とは新陳代謝が衰え、身体における熱産生が低下している状態で、寒がりで、温的刺激を好む傾向にあります。高齢者など体力が低下した人が病気に罹患した時には陰証を呈することが多くなります。一方、陽症とは新陳代謝が旺盛で、熱産生も亢進している状態で、暑がりで、冷水を好む傾向にあります。小児や体力が充実した人が病気に罹患すると陽症になりやすい。
実証とは体質強壮な筋肉質で、疲れにくい、皮膚に艶がある、食欲旺盛、暑がり、体力が充実している、闘病反応が強く現れいている者であり、一方、虚証とは体質虚弱な痩せ型で、疲れやすい、皮膚が乾燥している、食後に眠気やだるさがある、寒さに弱い、闘病反応が弱く現れている者であります。
1-陰虚
陰虚とは:
陰虚の体質は体の潤いである「水」が少なくなり不足している状態です。生来の虚弱体質の方や慢性疾患が長引いて体力が低下した方などにみられます。中医学では、私たちの体を潤いしている水分、体液のことを「津液(しんえき)」と言います。津液は気・血と共に体を構成し、生命活動に欠かせないもので、唾液、胃液、腸液、汗、涙などの分泌液や皮膚、筋肉、臓器の細胞、関節などを潤しているものや尿などの排泄物すべてを意味し、津液の停滞や不足も様々な病気の原因と考えます。
陰虚は主に腎陰虚のことで、陰虚の程度が比較的軽い方は腎陰不足といいます。
陰虚の特徴:
陰虚になり水分が不足すると、それを補おうと体が水分を欲します。そのため、のどがとても渇きやすくなります。しかし一時的に水分をとってもすぐに陰虚の体質が改善するわけではないため、再びのどが渇きます。
痩せ型で水太り,きゃしゃ、背がやや高い人が多い。顔色が赤黒く熱っぽい、気力がない、疲れやすい、腹力が軟弱であります。
①口、唇、鼻の粘膜に対して:
水が不足し陰虚の状態になると、体が乾燥し、あらゆるところで乾燥による症状が現れます。口の粘膜が乾燥し、口がネバネバします。唇も乾燥しやすく、カサカサなどの症状も出やすくなります。口の粘膜と同様に、鼻の粘膜も陰虚になると乾燥しやすくなります。鼻の中が乾燥して荒れやすくなります。
②呼吸器に対して:
のどが渇いて水分を欲する、イガイガしてかゆくなります。せきは空咳のように乾燥した咳で、痰は無いか出ても少なく、ときに粘性があって出しにくいのが特徴です。
③自律神経に対して:
手のひらや足の裏がほてる:津液不足が進むと、虚熱(きょねつ)の熱症状〔冷却水の不足によって起こる、見かけ上の熱〕も現れてきます。これは体に余分な熱が生まれているのではなく、潤いが足りないために、相対的に体の熱が旺盛といった熱症状が現れます。
そのため寝汗をかく・手のひらや足の裏がほてる・のぼせて頬が赤らむ。体が熱っぽい、寝汗をかく。暑がりで冬に暖房を嫌い、通年冷物を欲することになります。
陰虚の方は自律神経に混乱を起こして興奮や精神の高ぶりのある状態にいます。そのために倦怠感は強いですが、気が高ぶって眠れず、いらいらして落ち着かないなどがみられます。
④循環器に対して
腎虚の体質で臓器の状態を考えると、心臓の臓器の筋力は低下傾向にあるため、頻脈になりやすい状態です。更年期や老年期では体力は低下しますが、逆に血圧が上昇しやすい状態になります。
⑤皮膚に対して
陰虚になると体内を滋養・滋潤する血と津液がともに不足した状態になります。その結果髪や肌が乾燥により皮膚のコンディションが悪くなる、カサカサする、艶がなくなる、キメが荒くなる、かゆみ、唇のひびわれなどが起こります。
⑥泌尿器に対して
大腸粘膜の潤いが不足するので乾燥し、便も乾燥して硬くなり、排便困難、排便痛、さらにはコロコロした兎糞便や便秘にも繋がりやすくなります。
便だけでなく、尿にも影響が出ます。陰虚になると体内の水分が少ないため、尿として排出される水分が減少し、尿の色が濃く尿量も少なくなります。
►陰虚の養生法
陰のエネルギーは夜中に養われます。徹夜明けに陰を消耗することによって体がほてりやすくなります。まず夜更かしは避け、睡眠と休憩をとることを心掛けましょう。
体の中から潤いを持たせるには、腎臓が鍵を握ります。塩分摂取は1日6g以下を目指しましょう。高尿酸にならないように過多なタンパク質を控えましょう。
甘味と酸味のものを合わせて飲食すると良いです。「辛熱」なものの過剰摂取は控えましょう。一番気を付けたいのは「香辛料」(唐辛子・コショウ・山椒・からしなど)です。
陰虚の方は、腎臓の負担を避けるため、水分はガブガブではなく、こまめな補給が大切。中でも、みずみずしい野菜や果物で穏やかに水分補給をするのがコツ。陰を補い体を潤す働きがある野菜や果物が中心。体のほてりを鎮める代表的な食材が「すっぽん」。津液の生成に適した素材は卵、牛乳、チーズなどの乳製品や、牡蠣、ムール貝、ホタテなどの貝類、さらに豚肉、黒ごまなどです。
陰虚の人は、汗をかきやすいため、炎天下での過度な運動やサウナの受動的発汗などは、さらに陰を消耗し体調を崩すもとになりますので控えましょう。
2-陽虚
気虚の程度が進み、同化作用の減退、エネルギー代謝の低下、末梢循環不全などのために寒証の寒虚が生じます。気虚証の症状に虚寒の症状を伴うのが陽虚証の特徴です。陽(エネルギー、気)が虚(不足)して、身体を温める力も不足して虚寒の状態になります。
気虚とは体に必要なエネルギーが不足している状態のことです。疲れやすい。食後に眠くなります。胃腸が弱い。軟便、下痢をしやすい。かぜをひきやすい。季節の変わり目や環境の変化で体調を崩しやすい体温が低い。体格は筋肉が少なく、いわゆるぽっちゃり、柔らかい肉質。筋肉が少ないので基礎代謝が低く、人と同じ運動をしても脂肪の燃焼が少なく、平熱が低い方が多く見られ、痩せにくいです。あまり食べなくても太りやすい、「水を飲んでも太る」と言われるタイプです。
虚寒の症状とは、夏でも寒がる、手足が冷たい・寒冷を嫌い、暖房を好む、寒い日やクーラーに当ると体調不良になる、汗が出ない。冷たい飲み物や食べ物が苦手。通年温飲を欲する。陽気不足により水湿を温化できないため、尿の色は透明で多尿(水湿の体内停留にによっては少尿で浮腫みを伴うこともある)、トイレが近い。泥状便・水様便・舌淡嫩(たんどん)陽気不足による水湿内停を表す所見として舌質は淡泊で絆大、舌苔が多く、血脈の運行が無力で緩慢になるため、脈虚・沈・遅(重篤な場合は微脈が出現する)等が見られます。気虚証には、これらの寒性の症状はみられません。
►陽虚の養生法
陽虚はエネルギーの足りていないタイプなので、無理な行動や生活を控え、睡眠や休養をしっかり取り、消耗した体力を補給しましょう。
冷たい食べ物は避けて、温かいものを食べましょう。体の芯まで温まる食材(羊肉・鹿肉・鶏肉・胡桃など)を取りましょう。ほうじ茶、朝鮮にんじん茶、杜仲茶は陽虚体質に良いでしょう。にがうり・とうがん・セロリ・梨・りんご・すいか・生ものなど冷やす作用のある野菜や果物は避けましょう。
体が冷えやすい陽虚の患者は、とにかく体を温める事が必要です。入浴は血液循環、新陳代謝をよくなるため、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって、体の芯まで温めましょう。
温陽薬に使われる生薬の代表例は附子、乾姜、桂皮、呉朱茰、山椒などがあります
[症例1]冷え症・頭痛・生理痛(32才・女性)
初潮より生理痛があり、手足の冷えを伴いました。最近、仕事関係のストレスで、頭痛、光、音、臭いに対する過敏、悪心、嘔吐を伴い、くすりも効果がありません。遠絡療法による治療にて、自覚的に冷え症は最も辛い状態を10としたときに、8/10だったものが1/10になり、頭痛も10/10が1/10となりました。
解説:
症例1は血管性の冷えであり、血管性の場合は速やかに改善することが多いです。
[症例2]大腿部の痛みと冷え・耳鳴り・不眠(70代・男性)
主訴に、右大腿部の痛みと冷えがあり、特に夜間は両下肢の膝裏痛がありました。その他、腰痛、手指が伸びない、耳鳴り、不眠症、糖尿病など。足の冷えの訴えはありましたが触ると温かく、「大学病院の検査でも問題ない。冷えていないといわれたが、常に冷えを感じる」とのことでした。
遠絡療法による治療を開始し、月に3回程度を3ヵ月ほど経過したところで、「まだ夜は冷える感じはあるが、日中は気にならなくなった。去年の冬はももひきを履かないと冷えが我慢できなかったが、今年の冬は履かないでも平気になった。」と喜ばれていました。大腿部や膝裏の痛みも改善しました。
解説:
症例2は神経性の冷えです。神経性の場合は大半のケースが改善に継続治療が必要です。
医療従事者向け
1-冷え症に対する遠絡医学の考え方
①血管性冷え症:迷走神経が関与
自身も冷えを感じ、他者が触っても冷えを感じられる場合です。迷走神経の神経線維の不完全圧迫により、副交感神経の作用が低下し、相対的に交感神経が亢進して血管が収縮したことによるものです。
②神経性冷え症:視床下部の細胞蓄積による脊髄からの知覚神経が関与
自分では冷えを感じていても、他者が触ってもあまり冷えていない場合です。視床下部の細胞蓄積による脊髄からの知覚神経の機能障害(温度覚低下)による状態です。遠絡療法では、迷走神経、視床下部のライフフローを調整する治療を行います。
自律神経と相対性理論
顔面病色は遠絡医学の相対法則によって示すことができます。陰陽の一方が機能低下すると、仮に他方が正常状態であっても相対的に機能亢進となる。顔面血管支配神経:①交感神経性血管収縮神経;唇・耳・鼻の皮膚に密に分布②交感神経性血管拡張神経;唇にはこの神経の存在がない③副交感神経性血管拡張神経;唇・鼻孔・眼瞼~額に分布。上記の図は相対的交感神経亢進と相対的副交感神経亢進の図ですが、各神経の機能低下や亢進の程度が人により異なるため必ずしも実際とは一致しないと思われる。
(出典:渡辺実千雄先生の資料より部分改正)
2-体質に対する遠絡医学の考え方
身体は時間の経過と共に虚、機能低下に進行して行きます。そして、病によりライフフローに虚の状態や虚による相対的実が発生すると、身体には副交感神経の低下による相対的交感神経亢進の症状が現れます。
症状より、虚症、相対的実症、或は副交感神経低下症による相対的交感神経亢進症の病態を診断し、遠絡治療の手技(瀉法或は補法)を選別します。
その結果、病態を踏まえた根本からの症状改善をすることが可能となります。遠絡医学は相対性理論を応用することで、より高い次元からの治療が可能です。
(1)体質異常の遠絡的分析
1)病態で分析01-y
- ①一つの症状(桃の花)から01-y(桃の木)の状態を探し出す
- ②01-yの状態から発生する可能性がある症状をあげる
- ③「年齢の変化」で桃の木01-yの病態の変化をみる
2)体質で分析0-01
►生まれた時は正常に近い(0-01の障害が小さい)
下位脳症状が出生後、後天的に発生
正常に近い→陰虚(相対的陽実):炎症
正常に近い→陽虚(相対的陰実):蓄積
►生まれた時に既に異常あり(陰陽両虚0-01の障害が大きい)
陰陽両虚→陰虚>陽虚(内臓の虚が強い、相対的陽実はない)
陰陽両虚→陽虚>陰虚(体幹の虚が強い、相対的陰実はない)
相対的実がない。
(2)体質の変化
1)陰虚→(a)相対的陽実→(b)陽虚
「延髄の炎症」によって迷走神経が圧迫され、腰が弱くなり(骨粗鬆症、筋力の低下)
腹部がボッコリ出る。胃腸、内臓が弱い。
10迷走神経:腰、内臓
孤束核(7顔面神経 9舌咽神経 10迷走神経。):粘膜障害
疑核(9舌咽神経 10迷走神経):括約筋(強弱)低下
11副神経:筋肉(大小)低下
(a)【相対的陽実】
外見上がっちり、体が強そうに見えるが腰痛、手足の痛み。手足ポカポカ、暑がり、多汗、汗がよく出る。冷たい物を欲する肥満で浮腫、腹水、昼の尿が少ないが、夜の尿が多い。
(b)【陽虚】
外が強そう、中が弱い。例えば、太った外見でも、検査したら貧血あり。
手足の冷え
便秘(下痢から便秘へ)疑核・括約筋の低下によって便意はあるが排便の力がない
東洋医学:湿熱体質に痒みあり、やがて痰湿体質に変わって、皮膚内部にものが溜まり、ニキビへ。
2)陽虚→(a)相対的陰実→(b)陰虚
(a)相対的陰実:
アトラスが圧迫され、主に「間脳の細胞の蓄積症状を表している状態
体が痩せて小さい、手足の冷え、自律神経失調症、睡眠が浅い
精神的に不安定、便秘
腰無力、膝無力、両足無力、頸肩無力
頭痛、生理痛、子宮筋腫。
(b)陰虚:
疑核の炎症によって、括約筋の筋力低下、大小便排泄困難、胃腸障害
3)陰陽両虚:全体的に体格がひょろひょろ細い体質
母親の下位脳から胎盤に供給する内分泌が不足していると同じ体質になる。
Xのエネルギーが少ないが、長生きも可能。
(3)体質の見分け方
陰虚:血水の津液不足 相対的陽実:「延髄の炎症」によって迷走神経が圧迫される |
陽虚:気・エネルギーの不足 相対的陽実:アトラスが圧迫され、主に「間脳の細胞の蓄積症状」 |
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赤黄の顔病色 | 白色の顔病色 |
暑がり、手足がほてる、冷房が好き | 寒がり、手足が冷たい、暖房が好き |
多汗、汗がよく出る | 汗が出ない |
冷飲を好む | 温飲を好む |
排尿遠いか少ない | 排尿近いか多い |
腰痛、手足の痛み。 | 頭痛、生理痛、子宮筋腫。 |
胃腸、内臓が弱い、腹部がボッコリ出る。 | 腰膝足頸肩無力、自律神経失調症。 |
3-虚症の遠絡治療法
(生命力を高め、体質改善)
[食事療法]
- ①1日2食(夕食と翌日の朝食を抜く)
- ②17時から朝10時まで飲み食いをしない。
- ③食事は冷たいものや油ものを避け、繊維の多い食べ物(青野菜中心)を食べる。
[運動療法]
- ①起床時朝食前に遠絡生流術の「呼気法」=息を吐くをしながら、30分から60分の早歩く。
- ②夕食前に遠絡生流術の「呼気法」=息を吐くをしながら、30分から60分のゆっくり歩く。
- ③入浴前に、腕立て、腹筋、縄跳びをする。
[薬物療法]
- ①毎週1回下剤を寝る前と翌朝服用、陰虚は防風通聖散5g分2、陽虚は麻子仁丸5g分2を服用、翌日1日絶食
- ②痒み、睡眠改善のためにポララミン(2mg)6Tを入浴後に飲む(陽虚の方は不眠が多いのため)熟睡できる、頭がぽーっとしないように量を調節する。
- ③食欲改善、迷走神経を促進、自律神経を落ち着かせるため食事前30分にドグマチール(50)1Tを服用
[遠絡療法]
陰虚による自律神経失調、眠れず、倦怠感、便秘、手足のほてりなどの症状、陽虚による寒がり、手足が冷たい、疲れやすい、かぜをひきやすいなどの症状は、これまでの遠絡治療の経験から、多くの改善例があります。
当院での治療実績が多い疾患
交通事故後遺症
頚椎捻挫(外傷性頚部症候群)